阪神ジュベナイルフィリーズ回顧と一人反省会
1番人気のリバティアイランドが、能力の違いを見せつける強い競馬で2才女王の座に輝きました。
前走アルテミスSで、追い出すタイミングが遅れ惜敗したせいもあったのか、今回は中段の外目を追走。最終コーナーで先団に取り付くと、川田騎手がゴーサイン。そこからの加速力と末脚は、1頭だけ抜けていました。最後は余力を残したままゴール。人馬ともに完璧なレース運びでしたね。
気が早いかもしれませんが、現時点では桜花賞の最有力優勝候補ですね。
抽選を突破して出走権を得たシンリョクカが、2着に入りました。サトノダイヤモンドの初年度産駒ですね。
全くのノーマークでした。朝日杯にも登録していたようなので、陣営の期待は大きかったのでしょう。 う~ん…。 見抜けませんでした。
中段の後ろから鋭く伸びたドゥアイズが3着。札幌2才S2着の実績がありながら、人気の盲点になってましたね。対戦比較からドゥーラの方を上に取りましたが、見事に外れました。
がっかりしたのは、リバティアイランドの相手に上げていた8枠の3頭です。普通、3頭揃って出遅れませんよね?? そして、ピンクの帽子が3つ揃って仲良く最後方。届くわけありませんよね!? 腹立つわ~!
兎にも角にも、リバティアイランドの強さだけが印象に残った競馬でした。
Weeklyコラム
12日JRAが定例会見を開き、来年度から「最優秀短距離馬」を「最優秀スプリンター」と「最優秀マイラー」に区分すると発表しましたね。
いつの頃からでしょうか。短距離馬という枠から分かれて「スプリンター」、「マイラー」とそれぞれ呼ばれるようになったのは。
想いを巡らせると、サクラバクシンオーとノースフライトの対決で沸いた、1994年のスワンSが一つの起点になったのかもしれません。当時「スプリント王とマイル王、1400メートルではどっちが強い!?」 その話題で盛り上がったのを覚えています。
結果はバクシンオーが、日本レコードを更新する圧倒的なスピードで勝利。ノースフライトは2着に敗れました。次走のマイルCSではノースフライトがバクシンオーを差し切り、順位が逆転しています。この年、最優秀短距離馬に選ばれたのは、ラストランとなったスプリンターズSも日本レコードで制したサクラバクシンオーでした。
その頃からだと思います。短距離馬の区分についてファンやトラックマン、引退した調教師や騎手から、必要性を呈する意見が出るようになったのは。
時にはタイキシャトルやデュランダル、ロードカナロア、グランアレグリアのようなスーパーホースも現れますが、近代競馬において「スプリンター」と「マイラー」は、異なる性質になりますよね。
JRAさん、ちょっと遅くない? あとJRAさん、ステイヤーも大事にしないと、菊花賞に出る馬いなくなっちゃうよ! 私も含めて、そう感じたファンは多いはずです。
JRAが区分化する目的の一つに掲げている、競走馬の質の向上に繋がることを一ファンとして期待しています。
朝日杯フューチュリティステークス展望
傑出馬が不在なうえ、前走人気薄ながら馬券に絡んだ馬も多く、波乱含みの一戦ですね。
その中でも有力視されるのは、サウジアラビアRCをセンスの良い競馬で勝ち切ったドルチェモアと、デイリー杯2才Sで逃げ粘るオールパルフェを捕らえられなかったものの、鋭い末脚で2着に入ったダノンタッチダウンでしょうか。
あまり強そうな馬名ではありませんが、オオバンブルマイと、ドンデンガエシも侮れません。一昨年、当レースをレコードで制した、グレナディアガーズと同じフランケル産駒の2頭、ティニアと、レイベリングも恐い存在ですね。
天気の崩れさえなければジュベナイルフィリーズ同様、速い時計の決着になりそうです。
毎年同じ事を思うのは、フューチュリティって言いづらくないですか?
朝日杯だけでは駄目なんですかね…。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
予想は17日の夜までに公開します。またお越しくださいませ。
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