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朝日杯FS回顧と有馬記念展望

皐月賞【GⅠ】・分析と予想 レポート

朝日杯FS回顧と一人反省会

若駒に若手ジョッキーというフレッシュなコンビが、大人びて落ち着き払った競馬で2才マイル王の座に着きました。

兎に角スタートが早かったですね。一旦ハナに立ったドルチェモアですが、外のオールパルフェ、グラニットを先に行かせ3番手でぴたりと折り合います。残り2ハロンで先行する2頭の外に持ち出すと、坂井騎手のステッキに鋭く反応。最後は更に外から伸びてきた2頭を振り切り、先頭でゴールを駆け抜けました。
好枠を活かし、馬の良さを引き出した坂井騎手の落ち着いた騎乗と、ドルチェモアの2才馬らしからぬ操縦性の高さが、大きな勝因になったと思います。

ドルチェモアに首差まで迫った2着が、ダノンタッチダウンです。4コーナーまで中段後ろの最内を進んでたので、届かないだろうなぁと思いながら観ていました。
しかし、そこはさすが川田騎手ですね。いつの間にか外に進路を取ると、強烈な末脚を繰り出し追い込んで来ました。
川田騎手もコメントした通り、まだ馬体に緩さが残る成長途上の段階で、これだけの競馬ができるということは、将来が非常に楽しみな1頭ですね。兄ダノンザキッド以上の器かもしれません。

ダノンタッチダウンから首差の3着に入ったのが、レイベリングです。ゴール前で2着馬に交わされましたが、キャリア1戦、中2週で初となる輸送競を克服しての3着確保は、価値があると思います。
この馬も良血で、まだ上積みが見込めます。来春のクラシック戦線を賑わす存在になるでしょうね。

私の馬券のほうは◎△で的中したものの、収支はトリガミ…。
下手クソ!!  ですよね。

Weeklyコラム

24日中山競馬10Rの中山大障害・GⅠを最後に、オジュウチョウサンが引退しますね。
今年の中山グランドジャンプ優勝を含め、GⅠを9勝、JRA賞最優秀障害馬を4回受賞等、日本競馬史に刻まれる数々の偉業を成し遂げました。
また、多くのファンから愛された馬ですね。障害馬で初めてとなるグッズ販売には長蛇の列ができ、トレードマークの青いメンコを着けたオジュウのぬいぐるみは、今でも大人気ですね。

ファンだけではなく、きっと石神騎手や厩舎関係者、オーナーからも愛されてると思います。

圧倒的な強さを誇った障害の王者も、もう11才。最後のレースに挑もうとしています。
レースの後には引退式が執り行われますし、来春以降は種付けという新たな仕事も待っています。

「オジュウ、無理するなよ。 オジュウが1番強いことは、みんな分かっているからな。」
ファンの多くは、勝利よりも無事に完走することを祈っているはず。

無事を祈るとともに、オジュウチョウサンの最後の勇姿を、目に焼き付けておきたいと思っています。

有馬記念展望

1年を締めくくるグランプリ競走に相応しい、豪華なメンバーが揃いました。その年に行われた3才上、春は4才上の平地2000メートル以上のGⅠ(大阪杯、天皇賞・春秋、*宝塚記念、エリザベス女王杯、ジャパンカップ)優勝馬が全て集うのは、有馬記念史上初めてのようですね。 *は3才上

ファン投票10位以内の馬が、6頭出走するのも久しぶりなはずです。今から盛り上がりますね~。

フランス遠征帰りのタイトルホルダーと、ディープボンドの仕上がりは万全か。強い世代と言われる3才馬のイクイノックス、ボルドグフーシュ、ジャスティンパレスと古馬との力関係をどう計るか。昨年の覇者で年度代表馬でもある、エフフォーリアの復活は果たしてあるのか。新星ヴェラアズールとジェラルディーナが、一気に勢力図を塗り替えるのか。他の馬の大駆けにも注意しないと… 等々。

枠順も大きく影響するコースですね。検討材料が多過ぎて、今から悩みが尽きません。
オジュウチョウサンの引退とクリスマスも重なり、忙しい週末になりそうです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
予想は、24日の夜までに公開します。またお越しくださいませ。


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