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チャンピオンズC回顧と阪神JF展望

皐月賞【GⅠ】・分析と予想 レポート

チャンピオンズカップ回顧と一人反省会

4コーナーで6番手以内に位置取った馬達が、2~5着を占める前残りの展開。中段後方からまとめて差し切ってみせたジュンライトボルトの脚色は、1頭だけ違ってましたね。優勝馬の強さが、着差以上に際立つ一戦となりました。
石川騎手の追い出すタイミングも絶妙でしたね。馬の持っている能力を最大限引き出す、好騎乗だったと思います。
ジュンライトボルト、石川騎手、河合純二オーナー、GⅠ初制覇おめでとうございます。

私が軽視した3才馬の中からクラウンプライドが2着、ハピが3着に入りました。展開の利があったとはいえ、最後までばてることなく走り抜きましたね。来年以降もダート中距離路線を、賑わす存在になりそうです。

対抗の一番手評価としたグロリアムンディは、終始内に包まれたまま見せ場も作れず終わりました。 パドックの気配は良く映ったのですが…。  休養明けと最内枠が響いたようです。

問題は私も含め、多くの方々が馬券の軸に選んだであろうテーオーケインズです。テレビ観戦でしたが、思わず「やっちまったな!」と吐き捨ててしまいました。
管理する高柳大氏は「装鞍の時にいつもよりもおとなしかった」とコメントしています。目に見えない、盛岡遠征の疲れが残っていたのでしょうか。昨年の勝ち方が強烈だっただけに、負けた理由が見当たりません。残念な敗戦になりましたね。

私の馬券の敗因は、展開を読み違えたことに尽きます。淀みの少ないペースで流れ、先行馬と経験の浅い3才馬には厳しい競馬になると読みました。結果は全く逆でした。お恥ずかしい限りです。
競馬って難しいですね。

Weeklyコラム

37年目の横山典弘騎手が4日の中京2レースで勝利し、JRA通算2900勝を達成しました。私は典弘騎手と同学年に当たるので、第一線で活躍し続ける姿は励みになるし応援したくなります。

見習い騎手時代の典弘騎手は、言動も素行も決して褒められたものではなく、私も悪いイメージを抱いていたのを覚えてます。彼の名前が全国の競馬ファンに認知されたのは、デビュー4年目、メジロライアンの主戦を務めてからだと思います。メジロライアンは、ダービーと菊花賞で1番人気に支持されるほどの逸材でした。ファンも多く、引退後も繁養先を訪れる人が絶えなかったようです。

しかし、GⅠでは善戦するものの勝ちきれず、当然典弘騎手に対する厳しい意見も飛び交うようになりました。血気盛んだった彼も、相当応えたはずです。念願のGⅠ制覇を果たしたのは5才(現4才)の宝塚記念です。

メジロライアンの引退式、観衆が見つめる中で「ライアンの仔でGⅠを勝ちたい」と、典弘騎手は人目を憚らず涙を流しました。「え!? あのノリが泣いてる!?」 私も含めて、驚いた競馬ファンは多かったのでは。心を動かされたファンは多かったのでは。
ノリの心、技ともに大きく成長させたのは、きっとライアンの存在があったからでしょうね。

デビュー9年目の1995年、キャリアハイとなる130勝をあげ、自身初の関東リーディングに輝きます。翌年もリーディングは逃したものの126勝と、トップジョッキーの域まで上り詰めました。

1997年、典弘騎手にもう一つの転機が訪れます。それは、ドバイワールドカップで起きてしまったホクトベガの悲劇です。詳細は割愛させていただきますが、レース中の事故で典弘騎手は落馬、ホクトベガは重傷を負い、コース上で安楽死の措置が取られるという大変痛ましい出来事でした。
その時の本人の心境は私などには解りかねますが、随分と長く苦しんだと思います。

苦しみ抜いた末の答えでしょうか。彼の騎乗スタイルに、明らかな変化が見られるようになりました。良く言えば強引なことは避け、馬に無理をさせない。悪く言えば勝つ気が無い、諦めるのが早い。ほとんどのファンは馬券を買って観戦するので、悪く捉える人の方が多かったことでしょう。

私は、典弘騎手が出した答えは正解だと思います。それは1995年~2012年の間、毎年90勝以上をあげ、且つ現在に至るまでフェアプレー賞を4回も受賞する等、素晴らしい成績にも表れてます。

典弘騎手の魅力の一つは、長距離戦で見せる手綱捌きですね。元騎手だった父、富雄氏から受け継いだDNAなのか、天性のものが備わっている気がします。
特に印象に残ってるのは、春の天皇賞を7馬身差で圧勝した、2004年のイングランディーレの大逃げと、同じく春の天皇賞、向こう流しで最後方からのロングスパートが決まった、2015年のゴールドシップです。
GⅠの舞台で、あのような思い切った競馬をして勝てるのは、典弘騎手くらいかもしれませんね。

長くなりましたが、私は同学年の横山典弘騎手をこれからも応援します。
次は3000勝を目指して、頑張れノリ!!

阪神ジュベナイルフィリーズ展望

経験が浅く、比較するファクターの少ない2才牝馬限定戦。難解ですね。過去10年の結果を見ると、アルテミスS組、次いでファンタジーS組が好成績を残しています。また、ペースが早くなる傾向にあるのか、差し馬が多く馬券に絡んでます。

今年は、アルテミスSの勝ち馬ラヴェル、2着リバティアイランド。ファンタジーSの勝ち馬リバーラ、2着のブトンドール。牡牝混合の札幌2才Sを制したドゥーラ、2着のドゥアイズ。同じく混合の新潟2才Sを制したキタウイング。それぞれ新馬戦、オープン特別を連勝して参戦するモリアーナと、ウンブライル。

ハイレベルで実力伯仲、非常に楽しみなメンバー構成ですね。人気の中心は、好時計での決着となったアルテミスSの上位2頭でしょうか。ただし、この時期の2才馬は走る度に時計を詰めてくるので、持ち時計だけで判断すると痛い目に合いますよね。
枠順が決まってから、じっくり検討したいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
予想は10日の夜までに投稿します。よろしければ、またお越しくださいませ。

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